嘱託産業医の費用相場はいくら?|報酬の内訳と「安い産業医」に潜むリスク
- Nabefa

- 3月11日
- 読了時間: 4分
「産業医を選任したいけど、費用はどれくらいかかるの?」
初めて産業医を選任する企業にとって、産業医の費用は最も気になるポイントの一つでしょう。私、薮野淳也は15社以上の企業で嘱託産業医として活動していますが、「相場がわからなくて不安だった」という声をよく聞きます。
この記事では、現役の産業医である薮野淳也が、嘱託産業医の費用相場、報酬の内訳、そして「安さだけで選んではいけない理由」を率直にお伝えします。

嘱託産業医の費用相場|従業員数別の目安
嘱託産業医の費用は、従業員数・訪問頻度・対応範囲によって大きく異なります。
50〜99人:月額5万〜10万円
月1回の訪問(2〜3時間)が基本。衛生委員会への出席、職場巡視、健康診断結果の確認が中心です。初めて産業医を選任する企業はこの規模が多く、「産業医選任の完全ガイド」も参考にしてください。
100〜299人:月額10万〜20万円
月1回の訪問に加え、長時間労働者やメンタルヘルス不調者への面談対応が増えます。薮野淳也が担当する外資系IT企業でも、この規模帯の企業が多くなっています。
300〜999人:月額15万〜30万円
訪問頻度が月2回以上になることもあります。ストレスチェック後の面談、復職支援、健康経営の推進など、業務範囲が広がります。
1,000人以上:専属産業医の検討
常時1,000人以上の事業場では専属産業医の選任義務があり、年俸1,000万〜1,500万円程度が目安です。
産業医の費用に含まれる業務・含まれない業務
産業医の費用がどこまでの業務をカバーしているかは、契約前に必ず確認すべきポイントです。
一般的に含まれる業務
・衛生委員会への出席(月1回)
・職場巡視(月1回)
・健康診断結果の確認と事後措置に関する意見書作成
・長時間労働者への面接指導
・ストレスチェック実施者としての対応
別途費用が発生することがある業務
・メンタルヘルス不調者への個別面談(件数が多い場合)
・健康セミナー・研修の実施
・復職支援プログラムの設計・実施
・就業規則や衛生管理規程の策定支援
契約時に「月額報酬に含まれる業務の範囲」を明確にしておくことで、追加費用に関するトラブルを防げます。どのような契約条件が適切かは「良い産業医の選び方」でも解説しています。
紹介会社経由と直接契約の費用比較
産業医の選任方法によって、実質的なコストは大きく変わります。
紹介会社を利用する場合
紹介会社を通す場合、企業が支払う月額の30〜50%が紹介会社のマージンとなるケースが一般的です。 つまり、月額15万円を企業が支払っていても、産業医本人に渡るのは7.5万〜10万円程度ということもあります。
この場合、産業医側のモチベーションに影響が出る可能性があります。また、担当産業医が頻繁に交代するケースも紹介会社経由では見られます。
直接契約する場合
産業医と直接契約すれば、中間マージンが発生しないため、同じ予算でもより質の高いサービスを受けられます。 薮野淳也が代表を務める株式会社なべふぁでは、紹介会社を介さない直接契約のため、適正な費用で長期的な信頼関係を構築できます。
「安い産業医」に潜むリスク
産業医の費用を抑えたい気持ちは理解できますが、安さだけで産業医を選ぶと、結果的にコストが増えるケースがあります。
リスク1:対応が不十分で問題が深刻化
メンタルヘルス不調者への対応が遅れ、休職の長期化や離職につながると、採用・教育コストが発生します。 従業員1人の離職コストは年収の半分〜1年分とも言われています。当社ではStay Fit Clinic(心療内科)と連携し、早期の受診・治療開始により休職期間の短縮を実現しています。
リスク2:法令対応の漏れ
産業医としての経験が浅いと、健康診断の事後措置やストレスチェックの対応に不備が生じ、行政指導や労災認定のリスクが高まります。 薮野淳也は社会医学系専門医として、法令に基づいた適切な対応を行っています。
リスク3:従業員の信頼を失う
「産業医面談は意味がない」と従業員に思われてしまうと、本当に支援が必要な人が相談に来なくなります。 これは企業にとって最も危険な状態です。産業医への不満が蓄積したら「産業医を変更したいと思ったら」を参考にしてください。
産業医は「コスト」ではなく「投資」として捉えることが大切です。 適切な産業医を選べば、メンタルヘルス不調の早期発見、離職率の低下、生産性の向上など、報酬以上のリターンが期待できます。
薮野淳也が提供する産業保健サービス
株式会社なべふぁでは、代表の薮野淳也(社会医学系専門医・認定産業医・MPH)が直接、嘱託産業医として企業をサポートしています。
紹介会社を介さない直接契約だからこそ、以下のメリットがあります:
・中間マージンなし — 適正な費用で質の高い産業医サービスを提供
・薮野淳也が直接対応 — 担当者が変わる心配がなく、長期的な信頼関係を構築
・三位一体の支援 — Stay Fit Clinic(心療内科)、CrossFit Aoyama(運動療法施設)、WellFit(健康セミナー)との連携で包括的な健康支援が可能
費用やサービス内容について、まずはお気軽にご相談ください。




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